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珠玉の原稿

2022.08.13 Sat

京橋拝志朗さんの名で、書かれた原稿を紹介しておきます。




山上徹也から手紙を送られたジャーナリストが追及する「反カルトのカルト性」


安倍元首相殺害の容疑者・山上徹也が、事件直前にジャーナリストへ手紙を送っていたことが、事件後にニュースになりました。ぼくは当時、このニュースに違和感を覚えましたが、最近ようやくそれが解消されました。

ぼくが感じた違和感を説明します。まず、以下に全国紙の報道を引用します。なお、引用部分は青字にします(報道の早い順)。

産経新聞(7月17日12時37分)
安倍元首相殺害 山上容疑者手紙で示唆か 事件前に岡山から
殺人容疑で送検された無職、山上徹也容疑者(41)が事件前、安倍氏の殺害を示唆する手紙を岡山市内から島根県に住む男性に郵送したとみられることが17日、分かった。産経新聞などの取材に男性が明らかにした。(中略)男性はブログで家庭連合への批判を展開しており、自宅ポストに封筒が届いたことには13日に気付いたという。

読売新聞(7月17日16時48分)
安倍氏は「本来の敵ではないのです」…山上容疑者、旧統一教会への批判狙い銃撃か
逮捕された山上徹也容疑者(41)が事件直前、岡山市内から、安倍氏の殺害を示唆する手紙を中国地方に住む男性に送っていたことがわかった。(中略)男性は同連合の活動を批判するブログを運営している。

朝日新聞(7月17日19時05分)
安倍氏の死「政治的意味、考える余裕ない」 容疑者が事件直前に手紙
逮捕された無職の山上徹也容疑者(41)=殺人容疑で送検=が事件直前、宗教法人「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」を恨み、安倍氏殺害をほのめかす内容の手紙を松江市の男性の自宅に送っていたことがわかった。奈良県警は17日、この手紙を押収した。男性はフリーライターで、旧統一教会に批判的な記事をブログで発信してきた。

毎日新聞(7月17日21時05分)
安倍氏殺害示唆する手紙 容疑者、事件前送付か「本来の敵ではない」
無職の山上徹也容疑者(41)=殺人容疑で送検=が事件の前に、安倍氏殺害を示唆する手紙を送っていたとみられることが17日、明らかになった。(中略)手紙を受け取った松江市の男性(71)が17日、取材に明らかにした。男性は母親が信仰する宗教団体「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」を批判する内容のブログを運営している。

日経新聞(2022年7月18日13時53分)
安倍氏銃撃示唆する手紙、前日の岡山での演説前に投函か
無職、山上徹也容疑者(41)=殺人容疑で送検=が島根県の男性に送ったとみられる襲撃を示唆する手紙について、事件前日に岡山市内の安倍氏の演説会場付近から投函(とうかん)されたとみられることが18日、奈良県警への取材で分かった。県警は男性から手紙を押収し、詳しい経緯を調べている。


このように、山上容疑者が事件直後に手紙を送っていたことが分かった当初は、全国紙各社が手紙を受け取った人物に対しては「男性」とぼかしていました。テレビ局も当然、系列の全国紙に追随していました。最初にこの「男性」の実名を報じたのは日刊スポーツでした。

日刊スポーツ(7月17日23時56分)
旧統一教会批判ブログのジャーナリスト「相談してほしかった」山上容疑者から犯行示唆の手紙
殺人容疑で送検された無職山上徹也容疑者(41)が事件前、安倍元首相の殺害を示唆する手紙を岡山市内から島根県松江市に住む男性に送っていたとみられることが17日、分かった。男性は、フリージャーナリストの米本和広氏(71)で日刊スポーツの取材に応じ、(中略)米本氏は自身のブログで旧統一教会への批判を展開し、住所も記していた。


この日刊スポーツの報道後、各新聞社・各テレビ局も米本和広氏の名前を出すようになりました。僕が覚えた違和感は、「なぜ、全国紙・テレビは、当初、米本氏の名前を報じなかったのか」ということと、「なぜ、その後、米本氏に取材をしなかったのか(取材をしたとしても、なぜ報じなかったのか)」ということです。

しばしば取材に応じている山上容疑者の伯父の次に、米本氏は事件絡みでは容疑者と接点のある人物のはずです。しかも世界平和統一家庭連合(旧統一教会)を批判してきたジャーナリストなのだから、旧統一教会をたたきたいメディアにとっては絶好の取材対象です。さらに、ブログに住所まで記しているというのだから、実名報道は全然OKのはずです。そんな「おいしい素材」を、なぜ深掘りしないのかという違和感でした。

疑問に思ったらとことん調べたくなるのが、ぼくの性分です。1カ月近く調べた結果、最近やっとこの疑問が解消されてすっきりしたので、お盆休みにそのことについて書いてみたいと思います。


「米本和広」とググってもらうと困る

「米本和広」をGoogle検索すると、トップに出てくるのがウィキペディアです。そこに出てくる米本氏のプロフィールは下記のとおり。

「本来は経済関係が専門だったが、幸福の科学の取材をきっかけに、新宗教やカルトの問題をも多く扱うようになった。1997年、「巨大カルト集団ヤマギシ「超洗脳」ルポ」(VIEWS)にて編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞企画部門受賞。

『月刊現代』2004年11月号に発表した「書かれざる『宗教監禁』の恐怖と悲劇」を機に、世界基督教統一神霊協会(統一教会、現在の世界平和統一家庭連合)の脱会活動を拉致監禁と主張する本を出版し、それまでのカルト批判の立場に加えて、反統一教会・反カルト陣営の活動も問題視するようになった。統一教会の公式サイトでも米本の活動が複数回取り上げられている。」

つまり、カルトを批判してきたジャーナリストであると同時に、「カルトを批判する者」も批判してきたということらしい。これは面白いです。ぼくも某地方紙の記者・編集者をしていたし、理系でもあるので、こういう是々非々の姿勢は好きです。
このウィキペディアの情報だけでも、各社が米本氏の名前を出したくなかった理由が透けて見えます。どの社も、旧統一教会を批判するブログを運営しているということは言っていますが、同時に「旧統一教会を批判する者」も批判しているとは一言も書いてありません。

山上容疑者が旧統一教会に苦しめられてきたのだから、犯行予告の手紙は統一教会を批判している者に送ってもらわないと、警察やメディアが描いているストーリーに合わなくなってしまいます。だから、世の中の人に「米本和広」とググってもらうと困ると瞬間的に判断したのでしょう。ところが、いろいろな所にしがらみがなく、そんなストーリーなんかどうでもいいスポーツ紙が、先に「米本和広」と実名を書いてしまったということが真相でしょう。


「お前らも(統一教会と)同じだよ」

ウィキペディアには米本氏の公式サイト「あと10年をポジティブに生きる記録 ルポライター米本和広blog」のリンクが貼ってあったので、早速飛んでみました。最新の記事を見る限り、旧統一教会のことには触れていませんでした。右上の紹介文にも、以前は統一教会絡みの記事を書いてきたが、これから10年は余生を楽しみたいという趣旨のことが記されています。まあ、旧統一教会問題からは引退したという感じでしょうか。

その紹介の下に「山上徹也を救え」というリンクが貼ってありました。今回、手紙を送られたことを受けて、新しくブログを開設したようです。そこには「週刊文春の記事です。」という記事が掲載されていました。『週刊文春電子版』に掲載されたインタビュー記事でした。詳しくは、そこで読んでください。僕が注目したのは次の箇所です。少し長いですが、僕の違和感がすっきりはっきりした箇所なのでご容赦ください。

——山上はなぜ、統一教会だけでなく、“反統一教会”までも批判している米本さんだけに手紙を託したのでしょうか。
米本 僕が「反カルトのカルト性」を問題にしていることを、彼もおそらく知っているからでしょう。相当、僕のブログを読んでいるみたいですからね。例えば、僕宛ての手紙に書いてあるこの部分。
〈私は「喉から手が出るほど銃が欲しい」と書きましたが あの時からこれまで、銃の入手に費やして参りました。その様はまるで生活の全てを偽救世主のために投げ打つ統一教会員、方向は真逆でも、よく似たものでもありました〉

 これは彼が自分自身の行動を「反カルトの行動」に被せて書いたのではないかと思います。問題点がよくわかっているんです。
 僕は「反カルトのカルト性」をずっと追及し続けてきて、今テレビに盛んに出ているような反統一教会の人たちに「お前らも(統一教会と)同じだよ」ということを前から指摘してきました。でも彼らはそれを理解できない。「カルトは悪いからやっつけよう」というだけ。断罪するだけなんです。信者のことを考慮もしないし、配慮もしない。それが問題だと思っています。

「白か黒か」ではっきり分かれるものなんて、世の中にない

——思いも寄らぬ形で統一教会の問題が再燃しています。テレビでも連日のように統一教会の問題が報じられていますね。
米本 メディアは視野狭窄で、すべてが「白か黒か」になってしまう。これも極めてカルト的だと思います。「白か黒か」ではっきり分かれるものなんて、世の中にない。黒の中にも白があるし、白の中にも黒がある。そういう単純なことを、メディアは理解しません。だから統一教会バッシング一色になっているでしょう。

——米本さんはどういうスタンスで統一教会と向き合っているのでしょうか。
米本 僕が最初に統一教会に取材を申し込んだのは、信者の拉致監禁を取り扱った時です。それについては『我らの不快な隣人』という本に書きました。

1990年代以降、信者の家族らによって、当時4000人を超える統一教会の信者たちが、拉致・監禁されていた。「こんなことが許されていいのか」と思いました。だから渋谷の松濤にある統一教会の本部まで行って、「何やっているんだ。あなたたちが頑張らなければいけないよ」って話をしたのです。信者たちは笑っていましたよ。「反統一教会の人がここにきて演説したのは初めてだ」って。付き合いが始まったのはそこからです。


拉致・監禁・レイプまでされた信者もいる

「反カルトのカルト性」という表現は、確かに今のメディア、特に情報番組(ワイドショー)を見ていると感じます。米本氏の言うように、「カルトは悪いからやっつけよう」という姿勢なのでしょう。ほぼ魔女狩りや、いじめに近いです。こういうことを公共の電波を使ってやっていることは、もっと批判されなければなりません。

それが極限まで行ってしまったのが、米本氏が言う「信者の家族らによって、当時4000人を超える統一教会の信者たちが、拉致・監禁されていた」ということなのでしょう。これが本当なら大問題です。「お前らも(統一教会と)同じだよ」と言うのも分かります。それを取材して書いた本が『我らの不快な隣人』だそうです。

さっそくこの本を買ってみましたが、かなり重厚なルポルタージュで、読破するには時間がかかりそうです。ただ、ざっと斜め読みしただけでも、旧統一教会の高額献金について批判しているし、逆に信者を拉致・監禁して脱会させる人々も批判しています。徹頭徹尾、是々非々を貫いているルポだという印象です。

そもそも人の自由を拘束して拉致・監禁することは、刑法に触れる犯罪です。中には拉致・監禁されて、レイプまでされた女性信者もいると書かれています。カルト憎しの反カルトが、カルトそのものになっているのです。山上容疑者も、自分が反カルトを突き詰めていった結果、殺人というカルトになってしまったことを自覚していたので、「反カルトのカルト性」をよく分かっている米本氏に手紙を送ったということなのでしょう。


「暴力は駄目だ」と言わない弁護士

米本氏は文春のインタビューの中で、『今テレビに盛んに出ているような反統一教会の人たちに「お前らも(統一教会と)同じだよ」ということを前から指摘してきました』と語っています。上記『我らの不快な隣人』にも、ワイドショーでコメンテーターとして出ている人の名がたくさん出ていますが、前出のブログ「あと10年をポジティブに生きる記録 ルポライター米本和広blog」にもたくさん登場しています。

右上の「山上徹也を救え」の下にある「◆完成版◆ブログの総目録-インデックス付き」をクリックすると、ずらっとカテゴリーが表示されます。そのカテゴリーをクリックすると、記事タイトルと共にキーワードが記されています。これで関心のある記事タイトルをクリックすれば読めるというように、ご親切に考えられています。

そうは言っても膨大な記事なので、とても1カ月では読み切れませんが、弁護士の山口広氏、紀藤正樹氏、有田芳生氏、鈴木エイト氏(田中清史氏)など、最近テレビでおなじみの面々の名前がキーワードとして並んでいます。米本氏は、もともとはカルトを批判する立場にいたので、彼らからすると仲間だと思っていたようですが、米本氏は徒党を組むような仕事のスタイルではなく、あくまで是々非々。だから彼らの非を追及するようになって、彼らから嫌われるようになったようです。

以下の記事などは、その経緯が生々しく描写されていて面白かったです。旧統一教会を脱会した高須美佐氏、彼女を監禁し暴力的に脱会をさせた清水与志雄牧師、彼を弁護する紀藤正樹氏のやりとりです。

弁護士山口氏のコラムを評す(4)
清水与志雄牧師の強制説得を受けて脱会した2人は、口々に清水氏の暴力的なやり方を訴えた。
紀藤弁護士は、清水牧師が監禁下での脱会説得を行なっていたことは前から知っていた風で、取り立てて驚きはしなかった。
清水牧師の方法で脱会すればよし、統一教会に戻ってしまった信者から訴えられれば、その訴えは嘘と決めつけ、暴力はなかったことにする。
そんな考えを紀藤氏が抱いているような感じを受けた。
高須氏が「私が(家族や清水牧師を)訴えたら」と問い質した。
紀藤氏は「うーん」と黙ってしまったという。

この沈黙は興味深い。
“人権派弁護士”でなく、一般の弁護士なら、社会正義を実現する立場から「暴力はいかん。訴えたらいい」と即座に答えるところだろう。
(中略)
 沈黙のあと、高須氏が畳みかけるように、質問した。
「清水牧師の暴力的なやり方を弁護・支持するのですか」
紀藤氏はしどろもどろになった。
「容認・・黙認・・いや・・しかし困ったなあ・・そう聞かれてしまうと・・何とも言えない」

弁護士が暴力を許しちゃ駄目でしょう。まさに反カルトのカルト性です。こういう人を批判すると同時に、旧統一教会も批判しているので、とても興味深いブログです。他のメディアも、こういう公平で是々非々の姿勢を見習ってほしいと思います。


反カルト法は危険だと思う

こういう著作をたくさん書いているのが米本和広氏なので、各メディアが彼を訪ねて深掘り取材をしないこともうなずけます。ワイドショーのコメンテーターが怒って、出てくれなくなっちゃいますからね。せっかく旧統一教会ネタで視聴率が上がっているのに、そんなことできません。

統一教会報道で名を上げる「ミヤネ屋」 他の番組にはマネできない秘密が
宮根誠司アナ(59)が司会を務める午後の情報番組「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系/読売テレビ制作)が注目されている。同時間帯の視聴率はトップとなり、SNSでの評判もうなぎ上り。好調の原因は、徹底して統一教会(現・世界平和統一家庭連合)問題を取り上げていることだという。

その点、『週刊文春』は、やり過ぎて訴訟されることも多いですが、反カルトも批判するジャーナリストにもインタビューするという点で、一目置ける存在です。

日本国憲法では内心の自由、信教の自由が保障されているので、米本氏が言うように「信者のことを考慮もしないし、配慮もしない」という批判はすべきではありません。はたから見たらバカげたことを信じているとしても、それを頭ごなしで否定したり、それを信じていることを理由に社会から排除しようとすることは憲法違反です。そこは、特にワイドショーは肝に銘じないといけないと思います。

旧統一教会が、これから法に触れることをすれば、法にのっとってさばけばいいだけです。それが法治国家のやり方です。法で保障されている内心・信教の自由を侵せば、それこそ反カルトのカルト性です。

法治国家なのだから、カルトを法律で規制すればいいじゃないかという紀藤弁護士と、それは危険だという橋下徹弁護士が、「ミヤネ屋」で激突しました。

橋下徹「ミヤネ屋」で紀藤氏に徹底論破される「同じ弁護士なのに」と呆れ声
司会の宮根誠司(59)らと共にスタジオ出演していた橋下氏。中継先にいた紀藤氏の「反カルト法のような法律を導入すべき」という提言に、「反カルトというのは、あくまでも宗教に絞った規制。でも、(信者が)信じているのはしょうがない。だから教義内容や内心に踏み込むのは危険」と返した。
すると紀藤氏は(中略)「基本的には信教の自由には立ち入らない。諸外国の常識で、カルト規制法もそう。そしてカルト規制法は団体規制なので、宗教団体に限らない」と述べた。

しかし、橋下氏は「日本では団体に対する規制は慎重になっている。治安維持法で特定の団体や思想を弾圧した経緯があるので」とコメント。そして「日本は、個別に摘発して解散に追い込むというやり方。だから反カルト規制法というものは作れません」と持論を展開した。

橋下弁護士が論破されたのかどうかは見解が分かれるでしょうが、ぼくは日本が法治国家である限り、規制したいのであれば法律を作ることには賛成です。感情的にならず、反カルトのカルト性に影響されないで、法を守って、法を作ってもらえるならいいでしょう。

そもそもカルトはラテン語で、「儀礼・祭祀」が元来の意味です。学術的にはカリスマ的指導者を中心とする小規模で熱狂的な信者の集まりを指します。上の2人の議論は、学術的には何ら意味のない内容です。ですから、カルトを法律で定義することは容易でないと思います。どの程度の指導力を持っていたら「カリスマ的」と認めるのか、その指導力はどう測るのかなど、不明確な点が多いです。

紀藤弁護士が例に出した反カルト法はフランスのものです。そして、正しくは反セクト法です。セクトもラテン語で、「後を追う・続く・受ける」という意味から、現在では分派という意味になっています。
カルトはアメリカ流、セクトはヨーロッパ流の呼び方です。日本では「セクト=カルト」と同じ意味合いで使われます。要は、カルトにしてもセクトにしても、法的な定義は曖昧です。曖昧のまま法律にしても、恣意的に扱われるだけで危険だと思います。

ちなみにフランスの反セクト法では、定められた10項目のうち、1つでも該当すればセクト、すなわちカルト団体のリストに載るそうです。それに基づき、2000年、フランス下院では「創価学会はカルトである」と認定しています。もし、こんな法律が日本でも施行されたら、公明党はカルトにべったりの政党になってしまいます。今の自民党と旧統一教会の比ではありません。

そういう観点では、今のところ橋本弁護士の意見のほうが現実的だと思います。下手に法律を作ってしまうと、政府が気にくわない団体を規制できるようになってしまいます。また、今の旧統一教会騒動のように、メディアが国民をあおり、国民からの支持率を気にする政府が動かされて、特定団体を規制することもできてしまいます。日本が、魔女狩りが行われた中世ヨーロッパや、現在の中国・北朝鮮のようになってほしくありません。


反カルトは慰安婦や元徴用工を蒸し返す韓国と一緒

もう一つ、世を騒がせたのが、旧統一教会の名称変更問題です。これに関しても、旧統一教会に近い元文科大臣の下村博文氏による政治的圧力だという論調でメディアが一色だった中、橋本弁護士が異議を唱えています。

橋下徹氏 旧統一教会の名称変更問題で前川喜平元次官を「違法」とバッサリ
5日に行われた野党合同ヒアリングに出席した前川氏は、97年に宗務課長で旧統一教会から変更を相談された際、「実態が変わっていないので名前だけ変えることはできない。認証できないので『認証の申請を出さないでください』と対応した」と説明した。

この対応を橋下氏は問題視。「統一教会がトラブル団体なので、名称変更を認めなかったと結果オーライで正しかったように見えるが、法治国家なので、ルールに基づいて判断しないといけない。名称変更の問題とトラブルを分けて考えないといけない。変更に関しては、前川さんの胸突き三寸で勝手に拒否してはいけない」と1993年に成立した行政手続法の観点から前川氏や文科省に非があるとした。
 
そのうえで橋下氏は「こんな官僚のやり方を認めたら、国民は官僚にゴマすりばっかりやらないといけなくなる」「また官僚天国になって、中国と同じようになる」と指摘。

他の官僚経験者(髙橋洋一氏、岸博幸氏、原英史氏など)も同じ見解を述べています。役人の前川氏が法律を守らずに旧統一教会の名称変更がなされず、下村大臣の時代に法律を守るようになったということです。なんだ、下村氏のほうが良い人で、前川氏のほうが悪い人なんじゃんか。法治国家なのだから、役人なら法律どおりに行動するべきです。

前川氏と同じような理屈で自民党の政治家を批判しているのがメディアです。旧統一教会がトラブルを起こしてきた団体なのだから、彼らと政治家が付き合うのは良くないという理屈です。

確かに旧統一教会は過去に悪いことをしたのでしょう。逮捕者も出たということですし、民事裁判でも敗訴したケースもあるようです。しかし、昨日の田中富広会長の会見ではこう言っています。
メディアに出てくる弁護士団体は、相談のあった当法人にまつわる案件の全てを、「被害」と断定して集計発表していますが、その内容は実に不正確であり、不公正です。(中略)

裁判においては、1998年(ピーク)においては、係争中の案件が78件ありましたが、2022年の訴訟継続中の件数は5件です。また、通知書件数は、この10年で10分の1に減りました。もちろん各事案には丁寧に対応させていただいております。
刑事事件は2009年以降ないとも言っています。つまり、努力しているのです。彼らに賛辞を捧げろとはいいませんが、良くなろうと努力しているのだがら冷静に見てあげる姿勢も必要です。いつまでも「カルトだ、やっつけろ」と攻撃していると、反カルトのカルト性というレベルの低さを物語るだけです。

ぼくは、そういう姿を見ると、韓国と似ているなと思います。1965年の日韓請求権協定で「完全かつ最終的に解決された」と確認したのに、いまだに慰安婦問題や元徴用工問題で賠償しろと日本に言ってきます。国際法的にはケリが付いたことをいつまでも蒸し返すのです。

あるいは、犯罪を行って捕まり、刑期を終えて出所してきた前科者を差別するのと似ています。法的には罪を償ったのです。警戒することも当然だと思いますが、今も犯罪を行っているかのように前科者を扱ったらどうでしょうか。彼らの再犯を助長させることにつながりかねません。警戒しつつも、冷静に見てあげることが大切です。

旧統一教会に関しても、過去の悪さは法的に決着が付いています。係争中の案件も減らしてきているといいます。それにもかかわらず、過去のことをいつまでも蒸し返して、メディアで大々的にたたくというのは、どう見てもやり過ぎ。韓国と一緒です。今の旧統一教会を冷静に見てあげられない人は、韓国を批判する資格もないと思います。
メディアには、米本和広氏の姿勢を見習っていただきたいです。
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Comment

K >>URL

興味深い記事でした

興味深い記事でした。前後関係がぜひ知りたいので、この文章が、いつ、どの媒体に掲載されたか教えていただけるでしょうか?

それと、米本さん自身が、「週刊文春の記事です」と題してアップされた記事で、読売の記者と「マスコミの殺到を避けるため」という理由で匿名扱いにされたとありましたが、食い違っていますよね? 日刊スポーツが何も考えずに、実名報道してしまったので、各社が追随したということも考えられ、京橋さんの「推測」は冷静さを欠いているように思います。

以前担当編集されていた橘玲さんが米本さんのことを大変気にしていらっしゃいました。マスコミがお信じになれないなら、橘さんを通じて対談されるなり、情報発信されてはいかがでしょうか?

Edit | 2022.08.13(Sat) 22:48:32

K >>URL

追加です。

YouTubeに7/17付日テレニュースで、米本さんの名前入りで報じられていました。配信時間はわかりませんが、少なくとも、日刊スポーツの23:56よりは前であると思います。京橋さんにお伝えください。

Edit | 2022.08.13(Sat) 23:22:32

tomy4509 >>URL

一文読ませていただきました

一文読ませていただきました。
安倍元首相批判される一文も過去にありましたので、その点からのツッコミもないようにご注意ください。

Edit | 2022.08.14(Sun) 01:38:49

名無し >>URL

No title

世間の関心という意味ならちょっとズレれいるかもしれませんね
大多数の人(国民)にとって統一教会問題は所詮は他人事だったわけです。これが他人事でなくなったのは政治とくに政権党の自民党とのズブズブが広く知られるようになった。普段「美しい国」とか「天皇陛下バンザイ」と言ってる政治家が反日カルトと懇ろ。それ何なの?と。
アジアで日本が一人勝ちの時代ならまだ許されたかもしれない。それが今や平均給与で
韓国に抜かれる時代でしょう。じゃあ、なんで日本は衰退したの?と。
 「日本は罪深いエバ国なんだからカネよこせ」なんて言ったらそりゃブチ切れますよ。

Edit | 2022.08.14(Sun) 08:03:14

 米本 >>URL

Re: 興味深い記事でした

橘玲さんのこと
母の介護のために松江に戻って12年。橘玲さんには失礼だけど、忘れました。初代編集長は上田さんでしたっけ。それも記憶が定かではありません。

Edit | 2022.08.14(Sun) 10:04:29

ブルータス >>URL

旧統一教会にまつわる宗教問題を論じる難しさ

毎度の長文コメント投稿失礼致します。

今回の記事のような、米本さんが問題視している「反カルトのカルト性」について他の客観的なジャーナリストの方から賛同の声があがることはとても意味のある事だと思います。

一方で、このような「反カルトのカルト性」という部分に焦点をあてた議論をする際には、条件反射的に、「教会擁護派の意見だ」であったり「本当は教会の信者に違いない」といった失当な意見がぶつけられるのが現在のネット社会です。

記事内にもあるように、過去に米本さんは教会反対派が行ってきたあまりに人道からはずれた拉致監禁による脱会の説得活動を厳しく追及するとともに、統一教会が抱える欺瞞や矛盾についても著作や火の粉ブログ内で厳しく批判してきました。

旧統一教会側にとっても、当初は拉致監禁問題に対して共に声を上げ批判してくれた米本さんに感謝と好意の声を伝える一方で、是々非々の立場から米本さんが教会批判の意見をブログで述べるようになってからは、手の平を返すように、教会員に対して米本さんとの接触や火の粉ブログの閲覧を控えるように公文を流したこともあります。
(ある意味で教会側からしてもこれは是々非々の対応なのでしょうか。詳細はこちらの火の粉ブログの記事になっています。http://yonemoto.blog63.fc2.com/blog-entry-786.html )

以上の事とも関係することですが、今回の一連の報道の背後には、元々日本社会の中ではアンタッチャブルで扱いづらいとされてきた宗教問題について是々非々の姿勢で語り合い、公平な視点で考えることの難しさが横たわっていると思います。

日本人は特定の宗教を信じない無信仰な人が多いが、宗教的な行事(仏式の葬儀やクリスマス・初詣など)には無節操に参加し、欧米の主流である一神教に対して八百万の神を祀っているという日本の独特の宗教観についてよく語られる事がありますが、日本人には何か特定の信仰を持った生活を送る人が少ない一方で、過去にはオウム真理教により起こされた凄惨な事件の歴史があるため、日本社会には宗教や特定の信仰を持つ事に対して抵抗があったりタブー視されている面があります。

さらに、この宗教問題について論じる際には、憲法で保障された信教の自由を犯すことなく、表現・言論の自由をもって論じる必要があり、そこにもまたバランス感覚が必要な難しさがあります。(先ほどURLをのせた記事のコメント欄でも個人的に言及していますが。)

今回の旧統一教会バッシングの報道の中では当然、教会に対する批判的な意見が圧倒的多数を占めるわけですが、一方で現在の状況の中でも、教会に所属していることに幸せを感じながら家庭生活や信仰生活を送り、今回の報道とバッシングの声に対して心を痛めている人達が一定数いるということは忘れてはいけないと思います。

外側から見ればどれだけそれが不可解なものだとしても、また、もしも仮にそれが教会による洗脳やマインドコントロールといった類の力によるものだったとしても、その人達が現在抱いている幸せや信仰を一方的に否定することはできないはずです。

このような経緯から、今回の報道の中でも旧統一教会問題を取り上げるテレビ局とそうでない局(NHKが顕著ですが)が鮮明に分かれており、この宗教問題について公平に取り上げる難しさが伺える一方で、そこにはとても日本的な“忖度の力”が働いているようにも思います。

例えば今回の記事原稿の中で、なぜメディア各社が米本さんの名前をのせた報道をしなかったのかという点について、「山上容疑者が旧統一教会に苦しめられてきたのだから、犯行予告の手紙は統一教会を批判している者に送ってもらわないと、警察やメディアが描いているストーリーに合わなくなってしまいます。だから、世の中の人に「米本和広」とググってもらうと困ると瞬間的に判断したのでしょう。」という考察がされていますが、なるほどと思う反面、どこまで事実であるかという点ではやや疑問も残ります。

そこには単純にプライバシー保護の観点からの配慮もあったのかもしれませんし、さらにそこに日本的な忖度の力が働き、その時点ではやんわりとぼかした表現にとどめたという側面もあったのかもしれません。

いずれにして指摘されている通り、米本さんのような「反カルトのカルト性」という視点から教会反対派に対する批判が現れることで、現在の旧統一教会バッシングに対する論点が複雑になることを避けたいメディア側の思いは現状としてあるのかもしれませんが。

以上のように元々宗教問題というものが日本社会で公平に語りづらい内容であることに加え、まさに「触らぬ神に祟りなし」とでも言うような忖度の文化の力が働くことで、全体としてはやや歪な報道の形になっており、積極的に旧統一教会問題を取り上げるメディアがある一方で、安易にこの問題には触れないようにする、または問題に触れることにも及び腰とも見えるメディアもあります。

そのようなメディアの姿を見た視聴者やネット空間の中では、その状況に対してさらに様々な疑問や憶測を呼び、現在の過熱した教会バッシングの状況になっているわけですが、さらにその状況に火に油を注いできたのは旧統一教会(及び政治家)の閉鎖的・隠蔽体質による言動ではないかと思います。

今回取沙汰されるようになった政治家と旧統一教会との関わりについての弁明の多くは、視聴者にとってさらに不信感を募らせるようなものが多く、結果的に背後に何か裏取引や闇があるのではないかという陰謀論的な憶測を呼ぶことになり、必要以上にこの問題を大きく膨らませる原動力となってしまっているように感じます。

また、二度にわたって行われた田中会長の会見にしても、旧統一教会にとっての不都合な真実をひた隠しにした上で、自己弁護のための詭弁に終始していように感じられ、こちらも結果的にさらなる不信感を募らせるものでした。

どちらもいわゆる“大人の事情”と表現されるような利害の絡む事情が背後に様々あり、さらに関係者に対する忖度の力が強く働く事によって、はっきりした明言を避けたいという分厚い思惑が透けて見えるわけですが、それらの事が今回の教会に対するバッシングの感情をここまで過熱させた原因の一つだったと思います。

やはり教会側にとっては、旧統一教会の諸問題の本丸である、実際に行われてきた常識を逸脱した高額エンドレス献金についての真摯な反省とその改善を最低限明言し実行しない限りは、どれだけコンプライアンス遵守による組織の健全化について小手先のアピールをしたところで、社会からの信頼は得られない事でしょう。
(しかし、そのような事は今までも教会内外部からも散々指摘されており、火の粉ブログのコメント欄でも散々議論されてきましたが、やはりそれは教会の教義と組織の構造上、内部からの改革は難しいというのが結論になってしまうわけですが。)

話が様々に及んでしまいましたが、やはり単純な善悪二元論で語り断罪することのできないこの「日本社会における宗教と旧統一教会」という難しい問題について、できる限り健全なバランス感覚をもった議論が社会の中で行われることを願う次第です。

Edit | 2022.08.14(Sun) 13:08:41

K >>URL

ブルータスさんへ

この問題について発言された中で稀に見る中立的なご意見でした。このような議論が活発になされることを期待します。

その上で、私自身問題視される宗教の元信者だった経験をもとに言うのですが、仮にある宗教がカルトとされた場合、それを信じることに幸福はありません。「いい夢」を見させるとしても、それは夢なのです。目を覚まし、現実生活に参入しなければなりません。

心地よい眠りから覚まされることにはもちろん、喪失感が伴うでしょう。その喪失感を癒やすために、周囲は起こし方に丁寧であらねばなりませんし、覚醒後、十分なケアが必要になります。

ブルータスさんのさらなる書き込みに期待いたします。

Edit | 2022.08.14(Sun) 14:15:25

K >>URL

7/17米本氏の実名報道

「主要メディアである朝日」も米本氏を実名報道している事実が明らかになりました。メディアによる米本氏隠蔽説が事実ではなく安心しました。マスコミはそこまで腐っていなかった。
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000261897.html

Edit | 2022.08.14(Sun) 19:49:40

コスタ >>URL

No title

 始めはどなたなんだろうと思っていただけでした。でも、あるユーチューブで米本さんだと知って驚きました。
 どの様なご心境なんだろうと思って、このブログを立ち上げられたときに、そのような思いをこめてコメントいたしました。

Edit | 2022.08.15(Mon) 00:32:58

ウルトラ仮面 >>URL

正論は金にならない

山上容疑者の手紙の件で、米本さんもワイドショーに呼ばれるのではと思っていましたが、出演されないのはおそらく米本さんなりのお考えがあっての事だろうと思っていました。
京橋さんの原稿を拝読して、メディア側にも米本さんを出演させるに躊躇する理由があると知り納得です。

最近の統一教会ニュース。
議員が選挙運動中に、話をしてくれと呼ばれれば行って話をするのは当然。それを否定するのは議会制民主主義を否定するのと同じなのに、行った先が統一教会系であればアウト。
ゴミ拾いや、ボランティア、義援金もアウト。(T_T)

教団の名称変更も、“世間の批判をかわすため”だとか。
名称変更で世間の批判をかわせるの、そんな簡単な話ですか?
というか、統一教会のアラ探しをしていく中に、これは使えるとメディアが飛びついたという事なのでしょうね。

統一教会を擁護している訳でもないのに、昨今の(一種異様な)報道に批判的な事を言う識者もバッシング。

メディア内部でもその異様さを感じている人もいるのでしょうが、結論を言えば「正論は金にならない」という事でしょうね。

Edit | 2022.08.16(Tue) 11:02:11

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